Ryushin Aizawa Blog

// W O N D E R V E R //

5/9

和やかにリハーサルした。
 

活動を再開するにあたって2年の間僕は鬱になったり躁になったりしながら、曲を作り、そしてバンドのメンバーを探していた。

最高のドラマー(に僕がした)だった青山はとっくにWONDERVERを離れナノライプに入ってしまっていたし、ベースの後鳥は異国の地へ自分探しの旅に出たきり姿を見たものはいなかった。奈津子は毎日バイトしていた。彼女はなにも変わっていなかった。
 
活動休止してからすぐに過去一緒にバンドをやっていた札幌のギタリストと連絡をとっていて、親の反対やら資金難やらを乗り越え苦節1年、ついに、やっとのことで上京してきた、と、思った、のも束の間、2、3日経ったところで唐突に"相澤くんについていけないからやっぱりやめる"と荷物をまとめて逃げられてしまったりだとか、あとは新しい音源(ALONEのデモ)を聴いた知り合いが勤める音楽事務所に突然契約を持ちかけられ、数ヶ月の打ち合わせの末向こうの都合で契約がぽしゃってしまいその後突然連絡が途絶えるだとか、、意味不明で理不尽な幾多の逆境も命からがらなんとか乗り越え、藁にもすがる思いでAnyの工藤くんに、どこかに良いベースとドラムはいないか、なんでもいいから知らないか、と助けを求めたところ、"うちの2人以外に思い当たりません"との漢気丸出しな推薦があり、今思えばそこからやっと活動再開の話が前に進み出したのだった。
 
そのとき僕はオワリカラの亀田にも助けを求めており、PAELLASというバンドのベースが鬼ヤバいよ、と推薦されていた。ちょうど7インチのレコ発が渋谷にて催されるとのことで、紹介してもらうためライブを見に行ったのだった。日本にこんなバンドがいたのかと感動した。セクシーだった。抱かれたいと思った。そして対バンを直近の目標にした。それがPAELLASパイセンである。
 
早くもそれが現実のものになったのです
 
5/10(月) 新宿ナインスパイス
WONDERVER / PAELLAS / PunPunCircle / 路地
 
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そしてもう一つの目標であった"Spincoasterで紹介してもらう"も達成した。こーんなちっちゃい頃からずっと見ていたサイトである。おもえば色んな音楽を教えてもらったし、それのいくつかは僕にとってなくてはならないくらい大切なものにもなった。キュレーションという行為は偉大だし、使える時間と求める情報の量は日々反比例していくばかりだので僕らにとって必要不可欠なものである。次はindienativeだ。待ってろindienative。
 

 

あとはRemixをしてもらった。

コードの回し方やテンションの入れ方がとても彼らしい。アレンジのお手本のような和音の数々、堪能すべし。歌のメロの裏で鳴ってる鍵盤のメロに注意して聴くと楽しいよ。