Ryushin Aizawa Blog

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3/28

作曲の話。
活動休止から再開にかかった二年のうち半分くらいはやりたいことを定めた後の、機材の使い方や音楽理論や方法論をひたすら勉強していた時間である。時間もお金もたくさん費やした。
 
Native Instruments社のMaschineを導入してからは、それまでのように20トラックも30トラックも使ってリズムを構築することはなくなった。MaschineをDAW内でプラグインとして使用すると非常に重くなってしまうのでマルチアウトで2〜3グループが限界だけれども、それでも1トラック内で40トラックくらいは鳴らせているので、管理はとても楽になった。
あまりパッドは叩かないで、MIDI音源として使うことの方が多い。
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あとはよく訊かれるのだけれど、上音は基本、全てソフトシンセで賄っている。使うほとんどの音はこれもNative Instruments社のMASSIVE。あとはとても良質なフリーのプラグインを配布しているTAL社の、Roland JUNO60&106をエミュレートしたソフトシンセ、TAL-U-NO-LXを。これ素晴らしく良質なプラグインなので、DTMとかやる人は持っててまず損はないと思う。パッドはもちろん、複数トラック重ねてリードにしても素晴らしい効果が得られる。Metronomyとか好きならまず間違いない。僕はライブでJUNO106実機を弾くので、その兼ね合いもありとても重宝している。ライブで村上&藤本が弾いているMIDI鍵も、だいたいがMASSIVEで出来た音色を鳴らしている。
 
 
また最近映画を観ている。
どんなことにも言えるけれど、"時間がない"は言い訳だ。時間も無かったし作曲していないと脅迫観念が凄まじくまともに眠れないくらいだったのでこの2年間ほとんど映画を観ることができなかった。たまに劇場に足を運ぶくらいで、月に30本も40本も観るようなことはまず無かった。
 
良作だったといまでも思うのは、ビフォア・ミッドナイト、ウォールフラワー、くもりときどきミートボール、ウルフ・オブ・ウォール・ストリート、ゴーンガールあたりか。LIFE!やNow you see me、Bling ling辺りは期待していたのでかなり残念だった。
 
IMDBを見返していたら、活動休止直後、アメリカン・サイコファニーゲームヴィデオドロームにヒストリーオブバイオレンスなど続いている時期があった。色々大変だったんだと思う。