Ryushin Aizawa Blog

// W O N D E R V E R //

5/18

https://instagram.com/p/2yRHMJo845/

イケメン3人に囲まれて#radioDTM #wonderver

久しぶりに、radioDTMというPodcastのラジオ番組に呼んでもらう。
つい先日、新宿ロフトにて凄まじいメンツを招致し配信300th記念のイベントを開催していたことも記憶に新しいけれど、僕らはもう5年くらい前に一度呼んでもらった以来の付き合いである。


言いたいことをきちんとまんべんなく言わせてもらえたし、きちんと誰が聴いても面白いインタビューになったと思う。ありがとうradioDTM。社長もカネコさんも愛してる。
ちなみに3曲目に聴ける初公開の新曲の"H E A R T"は、Mary J.BrigeあたりのR&Bとシンセポップ&ギターポップをうまくハイブリッドできたド名曲だと思います。ここでしか聴けないよ。


Spincoasterで紹介してもらったときも今回も、世間のリアクションに僕は『こんなもんか、、』なんて思っていたけれど、人は『最初はそんなもんだ』なんて言うけれど、やっぱり、いやいやいや、おれは、おれの音楽はこんなもんじゃないだろ。全然納得できないですよ。
文字通り命を削って作った(作っている)音楽だし、事実優れた音楽だよこれは。評価されていないとは思わないもの。なぜ爆売れしないのか。あとはなにをやればいいんですか?いや、曲を作るしかないんだ。わかっている。毎晩毎晩悶々と考えているこの時間で、まだ見ぬ人々の度肝を抜く曲をもっともっと書くしかないんだ。
こんなブログをわざわざ読んでるあなたは、少なからず僕や僕の作る音楽に興味があるんだと思う。なら、その力を貸して欲しい。協力してほしい。絶対に後悔させない、もっともっとやばい音楽を僕は必ず生み出すから、もっともっと僕の音楽を広めてほしい。iTunesで一曲買ってくれるだけでもいい。音楽が好きな友達に聴かせてくれるのでもいい。その友達は君に感謝するはずだよ。ライブに来てくれるのが一番嬉しいけれど、告知をリツイートしてくれるだけだって、僕は心底、すっごく嬉しい。

もっといろんなところにライブをしに行きたいし、アルバムも作りたい。そのために、もっともっとあなたたちの力を貸してほしい。いまのままじゃ、もう都内でライブをしていくことも難しい。
もう僕は2年前のように投げ出さないよ。例え1人になっても、死ぬまで音楽を作り続けるつもりだよ。
もっともっとかっこよくてとんでもないもの、聴かせるよ。約束する。

それを世に出すために、改めて、お願いします。あなたの力を貸してください。

5/14

10日は新宿ナインスパイスにてライブ。
主催のThisTimeの藤澤氏はイベンターの鏡である。自分の店を運営していくためにライブハウスがバンドを集めて行ういわゆるブッキングライブに問題があるとはもう今更思わないけれど、自分で場所をおさえてバンドを招致し、赤字が出るなら自腹を切る覚悟でイベントを催すその行動力と目的意識にこそ僕は心打たれるし、力添えしたいと思う。実際藤澤氏の告知やそれに伴う行動力は凄まじかったし、それがなければSpincoasterで紹介されることもまだ無かっただろうと思う。次のライブに繋がりそうな出会いもたくさん頂いたし、とても感謝している。ありがとうございます。
そして実際、そういうイベントの方が皆同じ方向を向いてるがゆえに出演者も観客も満足できるはずだし、大体がバンド側にとっても利益になることが多い。ライブハウスのブッキングではチケットの売り上げ10枚目から30%バックだとか言われることがザラにある中、個人イベンターによるそれは1枚目から50%バックだとか、こちらが心配になるくらいの利益度外視な還元率である。お金のためにやっているわけではもちろんないけれど必要なのも事実なので、選択せねばならないなら利率が高いイベントの方に出演することになるのは当たり前だ。
お金の話をしたのでここでグッズの宣伝。
送料安いし、物もいいのでどうか買ってください。そのお金が新しい音源や機材になります。

共演したPAELLASはやはりとてもよかった。
若くて、尖っていて、4年くらい前の自分を見ているようだった。対バンはケンカだと思っていたし、どのバンドよりも自分が一番最高だと思っていた。そう思わないとやってられなかった。へらへらしてよかったよ〜なんて話しかけてくる他のバンドの人間を見下していた。
いまはもう、みんなすごいなと素直に思う。人間が複数人集まって音楽やってるってだけですごく尊いことに思えるし、やっぱり続けることはほんと、とても難しい。
あ、でも、10日のナインスパイスで1番最高だったのは僕らだったと思う。3回目のライブにして、ひとまず過去最高だった。盛り上がったし、アンコールももらった。

新しい曲を作りながら次に発表する曲をミックスして、とあるバンドのリミックスもしている。止まったらおしまいだ。もっともっと忙しくしたい。

次のライブは19日、渋谷のnest。
ライブに来てくれることがなにより1番嬉しい。よろしくお願いします。

5/9

和やかにリハーサルした。
 

活動を再開するにあたって2年の間僕は鬱になったり躁になったりしながら、曲を作り、そしてバンドのメンバーを探していた。

最高のドラマー(に僕がした)だった青山はとっくにWONDERVERを離れナノライプに入ってしまっていたし、ベースの後鳥は異国の地へ自分探しの旅に出たきり姿を見たものはいなかった。奈津子は毎日バイトしていた。彼女はなにも変わっていなかった。
 
活動休止してからすぐに過去一緒にバンドをやっていた札幌のギタリストと連絡をとっていて、親の反対やら資金難やらを乗り越え苦節1年、ついに、やっとのことで上京してきた、と、思った、のも束の間、2、3日経ったところで唐突に"相澤くんについていけないからやっぱりやめる"と荷物をまとめて逃げられてしまったりだとか、あとは新しい音源(ALONEのデモ)を聴いた知り合いが勤める音楽事務所に突然契約を持ちかけられ、数ヶ月の打ち合わせの末向こうの都合で契約がぽしゃってしまいその後突然連絡が途絶えるだとか、、意味不明で理不尽な幾多の逆境も命からがらなんとか乗り越え、藁にもすがる思いでAnyの工藤くんに、どこかに良いベースとドラムはいないか、なんでもいいから知らないか、と助けを求めたところ、"うちの2人以外に思い当たりません"との漢気丸出しな推薦があり、今思えばそこからやっと活動再開の話が前に進み出したのだった。
 
そのとき僕はオワリカラの亀田にも助けを求めており、PAELLASというバンドのベースが鬼ヤバいよ、と推薦されていた。ちょうど7インチのレコ発が渋谷にて催されるとのことで、紹介してもらうためライブを見に行ったのだった。日本にこんなバンドがいたのかと感動した。セクシーだった。抱かれたいと思った。そして対バンを直近の目標にした。それがPAELLASパイセンである。
 
早くもそれが現実のものになったのです
 
5/10(月) 新宿ナインスパイス
WONDERVER / PAELLAS / PunPunCircle / 路地
 
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そしてもう一つの目標であった"Spincoasterで紹介してもらう"も達成した。こーんなちっちゃい頃からずっと見ていたサイトである。おもえば色んな音楽を教えてもらったし、それのいくつかは僕にとってなくてはならないくらい大切なものにもなった。キュレーションという行為は偉大だし、使える時間と求める情報の量は日々反比例していくばかりだので僕らにとって必要不可欠なものである。次はindienativeだ。待ってろindienative。
 

 

あとはRemixをしてもらった。

コードの回し方やテンションの入れ方がとても彼らしい。アレンジのお手本のような和音の数々、堪能すべし。歌のメロの裏で鳴ってる鍵盤のメロに注意して聴くと楽しいよ。

 

 

4/30

今週のお題ゴールデンウィーク2015」


高校を1年で中退して16歳からアルバイトによる一人暮らしを開始して以来、音楽なぞ嗜みながら毎日の曜日なんて概念がこれっぽっちも影響しない暮らしを営んでいる。

それでも東京に出てきてからは単館系の映画館が曜日による割引サービスを行っていたり、どう転んでも手が出ない価格帯のおいしそうな物にでも平日のランチならなんとかありつくことができたり、あとは電車だ、最寄りの駅には休日しか快速が止まらない。そういった点で今日が何曜日なのかと気にする機会は増えた。

そんな生活をしている人間からするとゴールデンウィークなんてものはなんのありがたみもないどころかもはや煩わしさすら感じるイベントである。どこに行っても人がわんさか出歩いているし、普段の自分の穏やかな暮らしを阻害されているような気持ちにさえなる。

年末年始くらいの盛大なイベントだと同調しても罪悪感は感じないがゴールデンウィークとなると別で、それに乗じてなにか特別なことを享受しようものならバチが当たるのではないかと慄いてしまう。だって毎日がゴールデンなのだから。ゴールデンじゃないウィークなんてなかったんだよ今まで1ウィークも。


きょうは下北沢クラブキューにてオワリカラのライブを。

僕が東京に来て初めてライブをしたときの対バンだった彼らはあれからもう5年もの間止まることなく成長し続けていて、まるで重戦車のようなライブを繰り広げていた。フューリーだよ。ヒョウリくんは出で立ちも歌声も全てが少年漫画然としている、ザ男の子。カメダはシンボルでありマスコットである。カメダはそこにいればなにもしていなくても成立する。


そのカメダと一週間ほど前に、ポール・トーマス・アンダーソン監督のインヒアレント・ヴァイスを見に行った。渋谷ヒューマントラスト。

パンチドランクラブ以降の作品はいまいちきちんと飲み込みきれていなかったのだけれど、溜飲の下がる思いで映画館を後にできる、スカッと気持ちのいい映画だった。言葉にすることなくすべてを言っている映画だな、と、あれ、これはカメダが言っていたんだっけか。

その数日前には話題のセッション!を、開館したばかりの新宿TOHOにて。思ってたよりも娯楽映画で頗る楽しめた。なんじゃそりゃと思いながらも最後は謎の感動パターン。JKシモンズがやはりジュノのお父さんにしか見えず狂気も恐怖も全然感じられなかった。あるドラマーが"あのBPMで叩いたら血が出るなんて知らなかった"などとトゥイートしていて背筋が凍った。成孔先生は4周くらいしてやっぱり病気だと思った。

あとは青山や奈津子や柳田ともんじゃ焼きなど。"日常"というアニメがどれだけ優れているかを3人がかりで未見の青山に力説するが思い出しては爆笑してしまい床に転げ回る完全な内輪ノリ感にただただ引く青山だった。


アニメといえば、また"とらドラ"を見ている。何度となく見返してきたけれど、何度見返しても、キャラクターもCVも話運びも作画も音楽も、なにもかもが奇跡でしかない。

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4/13

 

ライブの余韻が冷めないうちにブログを書く。

 
渋谷のnestにてライブ。
PAは激務に追われ日本中を飛び回る高橋さんに代わり、FOLKSのPAを務める福士くん。

彼は僕が札幌のmoleというライブハウス/クラブでアルバイトをしていたころにPAとして働いていた。思えばもうかれこれ7〜8年の付き合いになる。不器用でロボットみたいに笑っていた彼もすっかり頼もしく立派な大人になった。感慨深い。上京するときにmoleのみんながしてくれた送別会で僕は嬉しくて飲めないお酒を沢山飲み、今のところ人生最初で最後となっている泥酔→嘔吐→トイレ睡眠を経験した。その会は焼肉屋で行われており、僕はみんながせっかく譲ってくれた大好きなレバ刺しをトイレに全て吐いてしまったことが悲しくて悲しくて仕方がなく、泣きながら嘔吐しそのまま眠りについたのだった。厳密に言うとほかの客に叩き起こされた僕は焼肉屋向かいのローソンのトイレへ移動し、会の終わりまでそこで眠っていた。

出来不出来とは別に、ライブはまだまだ手探りである。"もっと遊べ"という金言を頂く。その通りだ。肝に銘じる。音楽と仲良くあることが一番難しいと常々思う。

 

以前のバンドメンバー後鳥が見にきていて、久しぶりに話す。

僕が引き出すことのできなかった色々なものを最大限に発揮して努力を重ね、彼はindigo la endというバンドで大躍進を遂げた。僕はWONDERVERが一度活動を終了したとき、僕の歌や曲が力無いばかりに、彼は音楽をやめて北海道に帰ってしまうのだろうな、と思っていた(青山は青山で責任を感じていたというし、みんな自責が大好きである)ので、彼が音楽を続けていける場所を見つけることができてよかったなと心底思っている。

 

あとは唯一の友人の一人であるオワリカラ亀田とカウリスマキやカラックスの映画の話から、ストイックなバンド論まで。オワリカラもそうだけれど、みんな、とても頑張っている。以前は全く無かった『みんなすげーなあ』という、漠然とはしているが素直な感嘆が最近は多い。

亀田に『孤独死キャラ』と言われる。いつからそんなことになったのだろう。よく笑いいつもふざけている明るい男の子だったはずなのに。

告知

A L O N E

A L O N E

  • WONDERVER
  • ロック
  • ¥250
 
二年間の活動休止を経て3月にライブをしたわけだけれど、4月の13日に二回目のライブが決まっている。
 
4月13日(月) 渋谷O-nest
OPEN: 18:30 / START: 19:00
ADV: 2000 / DOOR: 2500
出番は21時の予定。
 
これからも継続してライブできるかどうかもまだわからない。見られるうちに見ておいてほしいと思う。もっとたくさんライブをしたいので、どうか足を運んでみてほしい。いままで見たことのないようなライブを見せたい。
 
予約は wonderver@gmail.com へ、名前と枚数を書いてメールしてね。お願いします。
 
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グッズもよろしくお願いします。
Tシャツ、身長160cmいかない女の子はXS一択。春に着やすいデザインだと思う。
 
 
あ、ライブ前に一曲リリースするよ。
楽しみに待っててね。
 
 

3/28

作曲の話。
活動休止から再開にかかった二年のうち半分くらいはやりたいことを定めた後の、機材の使い方や音楽理論や方法論をひたすら勉強していた時間である。時間もお金もたくさん費やした。
 
Native Instruments社のMaschineを導入してからは、それまでのように20トラックも30トラックも使ってリズムを構築することはなくなった。MaschineをDAW内でプラグインとして使用すると非常に重くなってしまうのでマルチアウトで2〜3グループが限界だけれども、それでも1トラック内で40トラックくらいは鳴らせているので、管理はとても楽になった。
あまりパッドは叩かないで、MIDI音源として使うことの方が多い。
https://instagram.com/p/zC9DgPI87r/
 
 
あとはよく訊かれるのだけれど、上音は基本、全てソフトシンセで賄っている。使うほとんどの音はこれもNative Instruments社のMASSIVE。あとはとても良質なフリーのプラグインを配布しているTAL社の、Roland JUNO60&106をエミュレートしたソフトシンセ、TAL-U-NO-LXを。これ素晴らしく良質なプラグインなので、DTMとかやる人は持っててまず損はないと思う。パッドはもちろん、複数トラック重ねてリードにしても素晴らしい効果が得られる。Metronomyとか好きならまず間違いない。僕はライブでJUNO106実機を弾くので、その兼ね合いもありとても重宝している。ライブで村上&藤本が弾いているMIDI鍵も、だいたいがMASSIVEで出来た音色を鳴らしている。
 
 
また最近映画を観ている。
どんなことにも言えるけれど、"時間がない"は言い訳だ。時間も無かったし作曲していないと脅迫観念が凄まじくまともに眠れないくらいだったのでこの2年間ほとんど映画を観ることができなかった。たまに劇場に足を運ぶくらいで、月に30本も40本も観るようなことはまず無かった。
 
良作だったといまでも思うのは、ビフォア・ミッドナイト、ウォールフラワー、くもりときどきミートボール、ウルフ・オブ・ウォール・ストリート、ゴーンガールあたりか。LIFE!やNow you see me、Bling ling辺りは期待していたのでかなり残念だった。
 
IMDBを見返していたら、活動休止直後、アメリカン・サイコファニーゲームヴィデオドロームにヒストリーオブバイオレンスなど続いている時期があった。色々大変だったんだと思う。